男子学生だらけの県人寮が格差助長? 女子受け入れた佐賀の寮はいま | 毎日新聞

松濤学舎のラウンジで談笑する女子学生ら＝東京都小金井市で2024年7月7日午前11時41分、井川加菜美撮影 「県人寮」と呼ばれる学生寮をご存じだろうか。主に東京圏の大学に通う同郷の学生に限定して安価で受け入れる寮のことで、学生たちの進学を後押ししてきた。その県人寮の約7割は男子学生専用というが、なかには女子学生の受け入れ拡充を進める寮もある。県人寮の「いま」を追った。 風呂が個別で「良かった」 1階の共用エリアを抜け、オートロック機能の付いた扉の先に進むとラウンジスペースが広がる。木目調の床に似合うシンプルなテーブルが置かれ、そばのスケルトン階段が2階へと伸びる。照明の光が合わさり、明るいながらもシックな雰囲気だ。 県人寮といえばビジネスホテルのような質素な部屋をイメージしがちだが、東京都小金井市にある佐賀県の学生寮「松濤（しょうとう）学舎」は違う。2023年に初めて女子学生を受け入れ「男