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皇室スケッチ:甲子園で身を乗り出した天皇陛下 大好きな野球、家族で親しみ | 毎日新聞
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皇室スケッチ:甲子園で身を乗り出した天皇陛下 大好きな野球、家族で親しみ | 毎日新聞
夏は高校野球や社会人野球の全国大会が行われ、新聞やテレビで野球が取り上げられることが増える季節だ... 夏は高校野球や社会人野球の全国大会が行われ、新聞やテレビで野球が取り上げられることが増える季節だ。天皇ご一家は野球に関心が高く、試合観戦を楽しみにされている。自らバットやボールを手にすることもあった。 1988年8月、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)。大観衆が見つめる中、マウンドに浩宮時代の天皇陛下が立った。第70回となる夏の甲子園の開幕試合、小浜(長崎)―常総学院(茨城)で始球式を務めるためだった。 ワイシャツにネクタイ、革靴姿の陛下が緊張した様子で投じた白球は、捕手の手前でワンバウンド。常総学院の1番打者で、後にプロ野球・巨人などで活躍した仁志敏久選手のバットが空を切り、スタンドから大きな拍手が起きた。大役を果たし、陛下に笑顔が戻った。 ユニホームの背番号は「38」 陛下は幼い頃から野球に親しんできた。9歳だった69年7月、友人と一緒に旧東京スタジアム(東京都荒川区)でプロ野球オールスタ