「一度の過ちで家族が激変」 飲酒運転で夫逮捕の女性が語る後悔 | 毎日新聞

夫の飲酒運転事故が家族に及ぼした影響について語る女性＝福岡県内で2024年7月31日午後0時9分、河慧琳撮影 「たった一度の飲酒運転が、これほど家族に影響を及ぼすとは……」。数年前、夫が飲酒運転で単独事故を起こして逮捕された女性（52）が毎日新聞の取材に応じた。他人を死傷させたわけではないが、逮捕後に夫は職を失い、生活は困窮。中学生の長女が通学できなくなり、部屋にひきこもった。女性は「被害者を生まないためにも、家族を悲しませないためにも、飲酒運転は絶対にやめてほしい」と訴える。 「ご主人が飲酒運転したので、迎えに来てもらえますか」 午前0時過ぎに自宅の電話が鳴り、福岡県警の警察官からそう告げられた。「まさか」。女性が半信半疑で向かうと、警察署1階のベンチでうなだれていた夫は「ごめん」と一言。夫の父はアルコール依存症だった。だが、夫は普段から「飲酒運転はしない」と繰り返していた。「それなのに