「商業主義は悪か」冨山和彦氏が問う五輪開催の意義 | 冨山和彦の「破壊王になれ!」 | 冨山和彦 | 毎日新聞「経済プレミア」

コロナ禍がなかなか収まらないなか、東京オリンピック・パラリンピック開催の是非、可否についていろいろな議論が巻き起こっている。その中に「たかが商業イベントなんだから開催にこだわる必要はない」という意見がある。私はこの考えには明確に異議がある。商業イベント性は、むしろ五輪開催に向けて最大限努力すべき理由だと思っている。 五輪の商業化がひらいた競技者の可能性 かつてアマチュア主義、非商業主義を標榜（ひょうぼう）していた五輪において、そこで行われる世界の頂点を競うチャンピオンスポーツは貴族階級の独占物だった。それはやがて経済力のある国家や企業の従属物となっていく。 しかし、1984年のロサンゼルス五輪を契機に、チャンピオンスポーツをそこから解放し、生まれや立場に関係なく、才能と努力次第で五輪において世界の頂点を競える機会がひらかれたのは、このイベントが商業的に成功した、すなわち競技者たちがプロアス

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国威発揚に比べれば、商業主義の罪など軽いものだ。

[Silfith]

金を出せる人から金を募って行い、スポンサーを相応に遇するというなら別によかろうよ。日本は何回やっても金を出す側が必ず国、誰かの税金。税金の分配を五輪に持ってきたぞという人間が権勢を奮うのが悪いだけだ