店長に嘆願か転職か「シフト減」で悩む34歳パートの現実 | 職場のトラブルどう防ぐ？ | 井寄奈美 | 毎日新聞「経済プレミア」

A子さん（34）は3人の子育てをしながら、4年ほど前からドラッグストアでパート勤務をしています。同店でパートはシフトで勤務日と勤務時間が決まります。A子さんは平日9～15時の時間帯で週4～5日働き、仕事にも慣れてきました。 ところが新型コロナウイルスの感染拡大以降、子どもたちが通う小学校や保育園が休校・休園になり、家族が何度かコロナに罹患（りかん）しました。このため1カ月で1週間ほどしか働けない月が数回ありました。 その影響なのか、最近は平日にシフトの希望を出しても、店長から「その時間帯はもう埋まっています。土日や夜の時間帯ならまだ入れますが、どうしますか？」と言われてしまいます。希望通りに働くことができず、現在は多くて週3回、少ない時は週1～2回しかシフトに入れません。 今の職場は自宅や保育園から近く、仕事にも慣れているので、A子さんは働き続けたいと考えています。店長に「もっとシフトに入