【経済の話】トヨタ、ベア２７００円で決着へ 満額回答は避ける - ビジネス情報サプリメント

トヨタ、ベア２７００円で決着へ 満額回答は避ける 朝日新聞デジタル 3月10日(月)23時21分配信 トヨタ自動車は２０１４年の春闘交渉で、賃金体系全体を底上げするベースアップ（ベア）について、組合員平均月２７００円で回答する方針を固めた。１２日に組合側に伝える。ベア実施は０８年以来、６年ぶり。組合側が求める４千円に応じることも検討したが、電機など他の主要製造業とのバランスを考慮して満額回答を避ける判断をしたものとみられる。 ２７００円のベアは０６〜０８年の１千円を上回り、００年以降で最も高い水準となる。これまでの交渉では、４千円のベア要求について、経営側は「大幅な賃上げが競争力の低下につながることはあってはならない」と指摘。一方、組合側は「消費の活性化には賃上げが効果的」と主張してきた。トヨタは１４年３月期の営業利益が過去最高となる見通しだが、ベアについては大手電機の交渉が２千円で決着す