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休日の寝だめが招く「社会的時差ぼけ」 生活習慣病などのリスクも
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休日の寝だめが招く「社会的時差ぼけ」 生活習慣病などのリスクも
平日は決まった時間に起きて学校や会社に行き、週末は寝だめで日ごろの睡眠不足を補う。このように平日... 平日は決まった時間に起きて学校や会社に行き、週末は寝だめで日ごろの睡眠不足を補う。このように平日と休日で睡眠のリズムが乱れることは近年、「社会的時差ぼけ(ソーシャル・ジェットラグ)」と呼ばれ、体調不良や病気を招く可能性が指摘されている。社会的時差ぼけの研究と啓発に取り組む明治薬科大学(東京都清瀬市)リベラルアーツ・心理学の駒田陽子准教授に聞いた。 ▽心身に影響も 平日に十分睡眠時間が取れていないと、寝不足を取り戻そうと週末に寝だめをしてしまいがちだ。こうした睡眠リズムのずれは、海外旅行で生じる時差ぼけの状態を生み出しかねない。人の体内には約24時間周期で刻まれる「体内時計」が備わっており、週末の朝寝坊が体内時計を狂わせ、翌週の眠気や疲労を強めることが分かっている。 心身への影響も決して少なくない。体内時計のリズムが乱れることで生体機能に影響を及ぼし、肥満や糖尿病、抑うつ症状やうつ病などのリ