どうする？この時期の歯科治療｜Dr.純子のメディカルサロン

新型コロナ感染拡大で歯科治療をどうしよう、と迷っている人の声を聞きます。 「歯の詰め物が取れてしまい治療したい」「虫歯が痛くなった」「歯のクリーニングの時期なのだが受診が不安」など、いろいろなケースがあると思います。 歯科医院で新型コロナ感染のクラスター発生などという報道を見ると、院内感染が心配になるものです。では、どうすればいいのか。私の主治医で、都内在住の歯科医師に話を聞きました。 ◆歯科疾患の多くは感染症 それによると、通常、歯科医院では、診療に用いられる歯科用タービン（歯を削る機械）や超音波スケーラー（歯石を超音波振動で取る器具）などによって、ウイルス感染や細菌感染が起こらないように、器具の交換と滅菌を行っています。 確かに、これらの器具は「エアロゾル」という菌体を含んだ粒子を空気中に放出することが知られています。 そこで、診療中に生じるこうしたエアロゾルに対しては、十分な換気や、

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“歯科医院で治療の対象となる疾患の多くは、感染症”