最近、藤子・F・不二雄の『定年退食』がますますシャレにならなくなってきているという話 - 空中の杜

本棚の整理をしていると、ついつい昔のマンガを読んでしまいます。そして今回は『藤子・F・不二雄 異色短編集』をじっくり読み直してしまいました。 そして、今回も気になったのが、以前にもここで書いた『定年退食』のこと nakamorikzs.net 気楽に殺ろうよ (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉) : 藤子・F・不二雄 この『定年退食』というマンガ、あちこちで名作としていろいろ書評が書かれていますが、その通り、読めば読むほど深いものだというのがわかるのです。 まず、SFでも食糧難になった時代というのはよくあります。しかしこのマンガが大きく違うところは、見た目社会が後退していないこと。養殖トンボがいて、太陽電池で動く鳥はいて、公園に行けば、倒れた時用の連絡装置まである。つまり、見た目だけでは、普通の未来なわけですね。そう、見た目だけは。だけど、このマンガを読んだ方はご存じの通り『定年

[Knoa]

で、その「定年退食」が、たとえ金払ってでも気軽にいますぐ読めないインターネット社会って、どんなWeb2.0だよと。

[zu2]

長期的には我々は皆　死んでいるし。

[guldeen]

結論→「働ける高齢者は労働力になれ」、か。／高齢者の裏を掻くオレオレ詐欺や「録画予約もできない」状況じゃ、高齢者が尊敬されなくなる傾向はむしろ必然。過去に無いものが社会に溢れる時代故の問題、か？

[qinmu]

読み返す。

[holmesjapan]

藤子・Fからのメッセージ

[harupong]

年金の話は、高度成長下で給付額アップの財源を確保するための方法として、超長期的な視野を持たずに積立から賦課に方式を変更してしまったのが諸悪の根源なような気もする。今更戻すのはかなり大変だけど。

[hihi01]

そっかな？世界的には人口増えても、日本が先駆けて人口減少を実現するというのは「定年」をしなければならない状況から遠のいているのでは？この漫画は人口が増えている時代の漫画だと思う。

[amerio]

高齢者問題と低所得者問題は根っこが同じなんじゃないかなあ。社会生産には寄与しないから本音を言えば切り捨てたいけど、回り回って自分に跳ね返ってくるのが怖いって。まー社会なんてそんなもんか。

[mike_baka]

ほぼ同時期に掲載された『間引き』が当時流行の人口爆発モノだったように、『定年退食』の問題意識の核もそれ。エントリの問題意識は『じじぬき』ぽい。「じじぬき」の時代背景は掲載当時に近く、普遍的な性格を持つ

[kowyoshi]

すでに定年退食になっている気がする。

[inumash]

老人が若者を食い物にする今の構造が続けば、そうなっても不思議ではないよなぁ。個人間の感情は別にして、社会一般としては。

[nacht_musik]

＞「奈良山首相などがその年齢になっても、同じ境遇にはならないのではないかなあということ。」そりゃあそうだ。好き好んで虫ケラになる奴はいねえよな。

[munyuu]

社会保障が存在しない社会の方が人類社会では一般的。