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9900万年前のカエル化石発見、熱帯雨林産で最古
樹脂にはまって逃げ出せなくなった古代のカエルの想像図。樹脂はやがてカエルを閉じ込めた琥珀になった... 樹脂にはまって逃げ出せなくなった古代のカエルの想像図。樹脂はやがてカエルを閉じ込めた琥珀になった。(PHOTOGRAPH BY DAMIR G MARTIN) 現生種のカエルは7000種あまりだが、そのうちの3分の1以上が世界各地の多雨林に生息している。しかし、高温多湿の熱帯雨林の両生類については化石記録がほとんど存在せず、古生物学者がその初期の進化を解明するための手がかりはないに等しかった。(参考記事:「2.8億年前のヘンな両生類化石が続々、ブラジル」) このほど、白亜紀の琥珀の中から、恐竜と同じ時代に生きていた熱帯産の小さなカエルの化石が4つ見つかった。熱帯のカエルの化石としては最古のものだ。なかでも保存状態が良好なものが新種として記載され、エレクトロラナ・リモアエ(Electrorana limoae)と名づけられた。 研究チームの一員である米フロリダ自然史博物館の古生物学者デビッド