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ハートに火を点けて 13 2030/2/9 脱出
・2030年2月9日(土) 脱出 「ここに外に繋がる扉があります。そこから脱出しましょう。」 「そこにキド... ・2030年2月9日(土) 脱出 「ここに外に繋がる扉があります。そこから脱出しましょう。」 「そこにキドの分霊箱もある。」 「そうです。間違いありません。」 彼はそう言って指をパチンと鳴らした。人気のない深夜の中庭にその音はやけに大きく鳴り響いた。 僕もその金属製の壁の事は知っていたが、鍵穴やドアノブがなかったので扉だとは思っていなかった。扉の前までくると彼が言った。 「右側の柱に小さな分電盤のようなものがついていますよね。あれがいわば分霊箱の役割をしていて扉を開ける鍵にもなります。」 僕がそれに触ろうとすると、彼は慌てて僕の腕を掴み引き止めた。 「危ないですよ、高圧電流が流れているんです。触っただけで一瞬で黒焦げになっちまいます。あれを破壊できるのはラクダさんの持っているナイフだけです。まずは何か壊しやすいものをイメージして蓋をたたき割ってください。」 「中には何が入っているんだ?」
2023/06/12 リンク