児童向け実用書や学習参考書が大人からも人気を得ている背景とは

「大人も納得の良書」といったポップとともに目立つ場所に置かれていた「かわいいのルール」（７月４日、東京都千代田区の「丸善丸の内本店」で） (大手小町（読売新聞）) 子ども向けにつくられた実用書や学習参考書などがブームとなり、大人にも人気という。大人が自分を高めたり、教養を身につけたりするために活用しているようだ。背景を探った。 日本有数のビジネス街、東京・丸の内にある大型書店「丸善丸の内本店」。７月上旬、一般書フロアに行くと、レジの近くに「児童書なのにビジネス書として大注目！？」というフレーズとともに、少女マンガを思わせる表紙の本「かわいいのルール」が並んでいた。人間関係や一日の過ごし方から、食事のマナー、身だしなみまで、漫画やイラストで解説する児童書だ。 立ち読みしていた税理士の女性（４２）が開いていたページには、「話しづらい子には『これ、わかる？』など質問から始めよう」と書かれていた。