「黒い雨」指定地域外も助成、対象者２万人｜日テレNEWS NNN

原爆投下後に降った放射性物質を含む「黒い雨」について、厚労省は、指定地域の外で雨を浴びた人にも健康診断の自己負担分を国費で助成することになった。 厚労省は、「健康診断特例区域」の外で「黒い雨」を浴びた住民については、助成対象としていなかったが、今年１０月頃から健康診断の自己負担分を国費で助成することを決めた。 また、各保健所などで、この人たちを対象に健康不安などに対する相談事業を始める。 今回の対象は、広島市の大部分などこれまで要望のあった地域で、国の指定地域の４倍から５倍、約２万人と見込まれる。 厚労省は、関連の経費を来年度予算案に盛り込んでいて、事業の実施は広島県と広島市に委託するとしている。