日ロ外相が電話会談、共同経済活動は引き続き協議

茂木外務大臣はロシアのラブロフ外相と電話で会談し、北方4島で実施している共同経済活動について、新たな取り組みも含め、協議を続けていくことで一致しました。 両者の会談は約10カ月ぶりで、1時間に及びました。 茂木大臣は、先月のロシア首相による択捉島訪問について、日本として受け入れられないと改めて抗議しました。 そのうえで、共同経済活動について、プーチン大統領が「ユニークで前例のない提案がある」と述べたことについては「留意している」と伝えました。 ラブロフ外相から具体的な説明はなかったということですが、外務当局の幹部らによる作業グループで協議を進めていくことで一致しました。 また、新型コロナの感染拡大により去年から中止が続いている北方領土の元島民らによるビザなし渡航については、日本側は実施を求めましたが、ロシア側からは難しいという見方が示されました。

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