子どもや孫を連れ語り継ぐ姿が…遺族らが慰霊登山

520人が犠牲になった日航ジャンボ機の墜落事故から12日で31年です。今年も遺族らが墜落現場の御巣鷹の尾根に向けて早朝から慰霊の登山をしています。 朝の群馬県上野村はあいにくの雨でしたが、遺族らは早朝から登山道を上り、急斜面にある家族の墓標に花を手向けました。さらに山を登って、墜落現場の尾根に設けられた「昇魂之碑」の前で犠牲者の冥福を祈りました。 妹を亡くした男性：「起こってしまったことは取り返しつかないから、再発させないということしか生きている人間はしようがないですし」 遺族の高齢化が進むなか、子どもや孫を連れて山を登り、事故を語り継ぐ姿が見られました。夕方には麓にある「慰霊の園」で追悼慰霊式が行われます。