養護施設出身者が大臣に訴え 難しいトラウマからの離脱（福祉新聞） - Yahoo!ニュース

厚生労働省は8月5日、社会的養護自立支援の強化に向けた意見交換会を開いた。前年に続き開催したもので、今年は新型コロナウイルス感染症の影響によりウェブ会議形式で実施した。加藤勝信・厚労大臣は約1時間にわたり、参加した当事者8人すべての提言に耳を傾け、できることから検討する意向を示した。 施設出身で、現在、児童自立支援施設で教員をしている川瀬信一さんは、トラウマケアの重要性を強調した。2018年から当事者の全国交流会を開催しているが、社会に出た後も苦しむ当事者は多いという。「どの時点でもケアを受けられる仕組みがあれば」と訴えた。 小林祐子さんは就職後に体調を崩してホームレスになり、現在、生活保護を受けながら暮らす。「トラウマの正しい知識と安心して相談できる関係があればよかった」と振り返り、過去のつらい経験がフラッシュバックする苦しさを語った。 また、井上武則さんは「18歳で施設を出た時は自立へ

[AFCP]

"「なぜ子ども時代に受けた傷を自分で治療費を払って治さないといけないのか」などと疑問を呈し、措置解除後の治療費の免除を訴えた"