廃屋のような場所で見つけた、神々しい世界──弁当配達とレンズを介し、独居老人と向き合った男の10年（Yahoo!ニュース オリジナル 特集）

福島あつしさん（39）が初めて、お客さんの家を訪問したときの感想だ。福島さんは当時22歳。大阪芸術大学の写真学科を出て、横浜の写真専門学校の研究科に入った。友人と共同生活するためのバイト探しをしていて、無料の求人情報誌で《高齢者専用お弁当配達員募集》という求人広告を見つけた。 「どういう仕事なんだろう」。好奇心から応募して面接を受けて即採用。その場で店長から「じゃあ、これから実際に配達に行くから、一緒に行こうか」と誘われて同行した。 「それが衝撃的でした。もう廃虚みたいな家ばかり回るんです。周りの風景に溶け込んで、生気が感じられない。そんな家ばかりにバイクを止めて、ピンポンを押していく。なかなかお客さんが出てこない家にはドアを開けて入っていっちゃう。お客さんの安否確認も仕事のひとつなので、お弁当は絶対手渡ししなければいけない。だから中に入っていいんだと後からわかりました」 それが2004年

[hamamuratakuo]

ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ | 福島あつし https://www.amazon.co.jp/dp/4861528550 これが日本の現実。独り身の末路は金次第。ボケてないだけまし？

[dirtjapan]

"福島さんに「福祉は単なるビジネスにしちゃいけないよ。ちゃんと心と心でつながらないといけないよ」と言うような人" 言うのも実践するのも難しいよな。良い。

[bokmal]

“毎日食べる、毎日生きる”

[mayumiura]

日本だから可能なのかな。どういう業務なんだろう。大切な役目だ。"お客さんの安否確認も仕事のひとつなので、お弁当は絶対手渡ししなければいけない。だから中に入っていいんだと後からわかりました」"