石巻の新しい生態系。もやもや女子が描く「おもしろい町」（Yahoo!ニュース）

「自分のやりたいことや目標、自分なりの答えを最初から明確にもっていたのだろうな」 被災地に入って支援活動に携わる人たちを、私はそんなふうに思っていた。 私にはそのような活動をした経験はない。傍から見ていて、勝手にそう思い込んでいたのだった。 宮城県石巻市を訪れた時も、その先入観は変わらなかった。活動している人たちが、確信を持って行動している、迷いの少ない人のように見えた。なんとなく人生を過ごしてきた自分とは考えも行動も全く違うのだろうな、と。 取材に入ると、その先入観はがらがらと壊れた。そこにいたのは私と同じ普通の人たち。迷い悩みながらも一つ一つ目の前のことに取り組んでいき、その結果、自分の目指したいことをつかんだ人たちだった。 その中の一人、埼玉県上尾市出身の渡邊享子さん（28）にフォーカスする。 「自分自身に『これ』っていうものがなかったから、今も町の中に居場所をいただいてお世話になり

[yyamaguchi]

「夢中になって没頭しているような人のそばにいて、それをつなげていくと、すごくたのしい。自分もできた気分になれるんです」