京都大学式辞とJASRACに関する続報：問題はボブディランだけではなかった（栗原潔） - エキスパート - Yahoo!ニュース

京都大学入学式式辞における歌詞引用問題については既に書いています（「京都大学式辞でのボブディランの歌詞使用にJASRACが物言い」）。私が書いた記事も関連する他の報道も、すべてボブ・ディランの「風に吹かれて」の歌詞の使用が著作権法上の「引用」にあたるのではないかという話でした。しかし、問題となり得るのは「風に吹かれて」だけではありませんでした。 これとは別に式辞の末尾には詩人の茨木のり子氏の「6月」という詩がフルで載っています。これの引用該当性も当然議論の対象になり得るのですが、JASRACの話とは直接関係ないと思っていたので私の記事では別論扱いとしておりました。しかし、はてブのコメントで知りましたが、実は茨木のり子氏の詩には曲が付いているものがあり作品はJASRACに信託されています。そして、この「6月」という詩も複数の作曲家により曲が付けられており、JASRACに信託されています（タイ

[asakura-t]

これは争うことになると京大側が不利っぽいな。

[uunfo]

やっとこのことをちゃんと取り上げる人が出て来たか。詩だから関係ないって書いてた人、ちゃんと読んでね。id:Talgo／そもそもJASRAC関係なく許諾取るべきもの。／絵師と違って作詞家の権利は認めない人多いね

[NOV1975]

式辞に使うところまでは良くて送信可能化権あたり？

[securecat]

確かに全文引用は引用要件的に厳しいかもしれんね

[mkusunok]

争うとこっちの方が不利

[deztecjp]

これはさすがに、著作権の侵害とならない「引用」の要件と満たしているとは、正直いいがたい……。ただ、歌詞でさえなければ、割とこういうの、見かける気も。かといって公然とOKとすると、弊害が大きいのはわかる。

[kato_19]

詩なんかは全文引用だからダメってわけじゃないけどね・・・あくまで引用要件に合致しているかどうかなので。

[atoh]

「6月」もJASRAC管理案件だったのか。

[BIFF]

「使用料の請求はしてませんでした」で、もうおわりかなと思っていたら追加のネタが。「JASRAC対京大」って夢の好カードなんで、是非とも対戦を実現して欲しい。

[gatorera]

なるほど、この「6月」の件も含めてJASRAC側が著作権料に関する手続き交渉をしてきたというのなら、京大側は不利かもしれませんね。その辺、どうなんだろう。

[ks1234_1234]

”茨木のり子氏の「6月」という詩がフルで載って”

[Talgo]

この件については完全に私の調査不足だけど、一般論として曲のつかない詩はJASRACの管理対象にならない。これはカテゴリーの話であって詩の権利を軽視しているのではない。

[KoshianX]

またひどい話だ……。よくわからずJASRACに信任してしまってたのかもしれないなあ……。

[moodyzfcd]

記事から氏名とタイトルコピーして検索 http://www2.jasrac.or.jp/eJwid/ してもヒットしないなーと何度か繰り返して気付いたが、「6月」じゃなくて「六月」だった

[novak777]

“はてブのコメントで知りましたが”

[kaos2009]

曲がつけられるとどんな文学作品もJASRAC管轄になると

[ghostbass]

この件でわかるのは京大が不利云々ではなく「JASRACはろくな調査もせずわかりやすい事例でしか仕事してない」って事。

[nekoluna]

そういう例はわりとある　詩人が詩を提供して自分の詩を詩集にも載せてたりする　吉原幸子とか谷川俊太郎とかいくらでもいる

[ROYGB]

しかしＪＡＳＲＡＣは請求はしていないと言ってるから不思議だなあ。

[hankatsuu]

(スマホでコメント追加できず往生)J-WIDで検索時は正しい題「六月」で。「6月」ではダメ／沢知恵『われ問う』にも「六月」あり(iTunes Store/Amazon/moraなど)／5月21日現在栗原潔氏以外の識者でコメントはないようだが。