小説家・平野啓一郎さん×自殺対策実務家・清水康之さん 生きづらさの核心と「生きやすくなる」ヒント（山寺香） - エキスパート - Yahoo!ニュース

小中高校生の自殺が過去最多の水準となるなど、若い世代の自殺対策は待ったなしの状況が続く。異なる立場から現代の社会問題に向き合う、小説家の平野啓一郎さんと、自殺対策の実務家である一般社団法人「いのち支える自殺対策推進センター（JSCP）」の清水康之代表理事が、今の時代の生きづらさの核心、そして、一人一人がこれから先に少しでも「生きやすくなる」ためのヒントについて、語り合った。 平野さんの小説「空白を満たしなさい」（2012年、講談社）が今夏、NHK総合でドラマ化された。３年前に亡くなったはずの主人公が、ある日突然蘇り、家族の前に現れる物語だ。死因は「自殺」。身に覚えのない死の真相を追い求める中で、人が生きる意味や、幸福の意味を知っていく姿が描かれている。ドラマ化にあたっては、清水代表理事が「自殺対策考証」を務めた。 ＜対談は、平野さんがなぜ自殺をテーマに小説を書いたのかについての話から始まっ