なぜ「夜に爪」を切ってはいけないのか（石田雅彦） - エキスパート - Yahoo!ニュース

すっかり年末モードで仕事納めが待ち遠しい感じだが、年末年始は忘年会や新年会、大晦日の年越しなどがあり、生活リズムを崩しがちだ。ところで、今年をちょっと振り返れば、ノーベル生理・医学賞はサーカディアン・リズム（概日リズム、体内時計）のメカニズムとその遺伝子を発見した研究者に与えられた。 サーカディアン・リズムについてここで詳しく説明しないが、簡単に言えば人間などの生物には太陽が昇って朝になり日が沈んで夜になる1日のリズムに合わせた身体の反応がある。 SNSでサーカディアン・リズムがわかる 例えば、皆さん大好きなSNSにもサーカディアン・リズムが影響している。英国のブリストル大学の研究者が調べたところ、Twitterへのポジティブなつぶやきとネガティブなつぶやきがサーカディアン・リズムと関係していることがわかったと言う（※1）。 この研究では、英国におけるTwitterにつぶやかれた言葉を4年

[tanaka-2]

“なる。”

[wakabaroom]

“怒りの感情は2つの谷があり、平日の午前7時と10時に最小となり、深夜の2時に最大になった。 一方、ポジティブな感情は、午前5時に最小で9時まで増えていく”

[Hamukoro]

“また火傷をした人間の患者のデータを分析したところ、夜間の患者は昼間の患者よりも治り方が60％遅かったようだ。”

[tanupig]

“また火傷をした人間の患者のデータを分析したところ、夜間の患者は昼間の患者よりも治り方が60％遅かった”

[paravola]

今年のノーベル生理・医学賞はサーカディアン・リズムのメカニズムとその遺伝子を発見した研究者に与えられた／感染にかかりやすい時間帯に免疫応答を活発化させ、そうでないときに抑えるような働きもしているようだ