子どもの意見聴取を義務化へ 厚労省WT、法改正提言 ｜ 共同通信

厚生労働省の子どもの権利擁護に関するワーキングチーム（WT）は21日、虐待を受けたり、親元で暮らせなかったりする当事者の意見を聴き、権利を守る「子どもアドボカシー」に関する提言を大筋で取りまとめた。児童相談所が親子を分離する一時保護や、里親委託・施設入所を決定する際、子どもから意見を聴くことを児童福祉法で義務付けるよう提案。意見表明権の保障と実践に向け、厚労省は来年の同法改正を目指す。 WTの取りまとめは都道府県に対し意見表明に関する支援環境整備の努力義務も提言。子どもの意見を代弁する「意見表明支援員」の配置を促す。基本的に児相とは別の機関が担うとした。