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民生委員の痛ましい事故 まず自身の安全確保を|牛山素行
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民生委員の痛ましい事故 まず自身の安全確保を|牛山素行
(2022年4月6日付静岡新聞への寄稿記事) ※写真は被災箇所付近。2022年12月筆者撮影 昨年8月14日、長崎県... (2022年4月6日付静岡新聞への寄稿記事) ※写真は被災箇所付近。2022年12月筆者撮影 昨年8月14日、長崎県西海市で73歳女性と70歳女性が用水路付近で溺死して発見された。73歳女性は発見場所近くの住民、70歳女性は73歳女性からの「怖いから来てほしい」との電話を受け訪ねた民生委員だったと報じられている。 遭難時刻は明確でないが同日午後とみられる。当時雨脚は弱まっていたが同日未明から昼前には強い雨が降り続いており、発見された水路も増水していたと思われる。遭難状況は明確にはわからないが、自宅を離れ移動中に水路に転落するなどしたのかもしれない。 民生委員は厚生労働相から委嘱された非常勤の地方公務員で、担当地域を持ち住民の生活上の相談に応じ、行政などの支援へのつなぎ役や、高齢者の見守りといった役割を果たしている。前述のケースは民生委員としての活動中の遭難と思われ、大変に痛ましい。筆者が調