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東京藝術大学と政治的無言 永瀬恭一|「レビューとレポート」
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東京藝術大学と政治的無言 永瀬恭一|「レビューとレポート」
1.はじめに 東京藝術大学(以後、東京藝大)の東京藝術大学大学美術館(以後、藝大美術館)本館展示室で... 1.はじめに 東京藝術大学(以後、東京藝大)の東京藝術大学大学美術館(以後、藝大美術館)本館展示室で、2021年7月22日から8月22日まで開催されていた「藝大コレクション展 2021 I 期 雅楽特集を中心に」展は、表面的には政治的色彩がありません。明治以後、東京音楽学校、東京美術学校としてありながら戦後統合された東京藝大ですが、唯一のナショナル・アートスクールでこそ可能な、日本の伝統音楽の資料と美術作品を関連づけたコレクション展でした。 そして、西洋文化の流入する明治期、古来の文化伝統の維持・収集・保存に東京音楽学校、美術学校が関与した重要性が、会場を一巡する中で実感されてゆきます。興味深いのは、伝統技術の保持や資料収集が、明治以降の国策としての殖産興業、並びに対外的な日本のプレゼンスを示す経済・政治政策と並行してあったと思える点です。チラシやパンフレットに記載されている、雅楽資料や関