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読みやすさの起源──金属活字がかたちづくった日本語の認知様式|ものかの
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読みやすさの起源──金属活字がかたちづくった日本語の認知様式|ものかの
かつての日本語は、現代とは根本的に異なる筆記形式で書かれていました。仮名は「連綿体」と呼ばれる筆... かつての日本語は、現代とは根本的に異なる筆記形式で書かれていました。仮名は「連綿体」と呼ばれる筆記体で記され、文字同士が滑らかにつながり、筆の流れがそのまま文章をかたちづくっていました。印刷物においても、手書き文字をそのまま版木に写して印刷する手法が用いられており、筆記と出版は連続した営みでした。 『最明寺殿教訓百首』享保19年(1734)しかし、現代の私たちはこうした連綿体の文章を読むことができません。仮名のつながりの中から一文字一文字を識別する力は失われ、そこに何が書かれているのかすら把握できなくなっています。この「読めなさ」は単なる習得不足ではなく、書字文化の大きな断絶によってもたらされたものです。 その断絶は、明治維新以降の急速な近代化のなかで発生しました。欧米列強に対抗するための国家的近代化のなかで、日本は制度、教育、言語表現を含む広範な改革を断行しました。書き文字と印刷の領域も