アガンベンのスキャンダル｜maki

哲学者のジョルジョ・アガンベンが新型コロナウイルスの流行にかんして最初の発言をしたのは、今からおもうと比較的早い時期、2020年2月26日のことだった。彼は「エピデミックの発明」と題した文章のなかでCovid-19をインフルエンザの亜種と断じ、メディアを通じて醸成されていたパニックの雰囲気に釘を指した。彼の目には新しい感染症の流行はさして新しいものではなく、第一次大戦以来というものその歴史的役割を終えていた近代国家権力が、「テロとの戦い」についで危機を統治パラダイムとする絶好の機会として用いようとしているようにみえていた。まさにアガンベンがこの文章を発表した前後に、イタリアでは感染者数とともに死者数も増加していき、医療制度は崩壊し、西側における新型コロナウイルスのパンデミックの地獄のような中心地と化していったことはひとも知るところである。 アガンベンが感染症にたいする政府とメディアの反応を

[nessko]

ワクチン打ってマスクもしつつ「アガンベンの言うことにも一理ありますわな」てのはあかんのかね？

[kanflu]

反グリーンパスを反ワクチンと言い換えるのは非常に不正確。／動画が削除されていて内容確認できないが、同じく参加していたらしいカッチャーリは、ワクチンの有用性は認めつつグリーンパスには反対という立場。

[bt-shouichi]

“こうしたことから、今日ではアガンベンの名は以前からの熱心な読者のもとを離れ、反ワクチン派と反マスク派のあいだで象徴的な人物となってしまった”

[meeyar]

コロナ絡みについてはアガンベンは信用ならない。批判と科学的判断を取り違えたままに見える。

[mmmmmasao]

コロナ以降のアガンベンはスルーしてる人多いんじゃないかな…/とまれ彼の業績が否定されることはないので。

[Midas]

宗教と原理主義(聖書にのってること鵜呑み)の関係と同じ

[iinalabkojocho]

これは典型的な「医師という専門家を信じない」世界線の人だ。いかに哲学的思考であってもこうして煽ってる時点で全く意味がない。しない自由について語るのが生権力一筋批判では無理筋だろう（検討すべきではあるが

[shinichiroinaba]

あれ前に読んだかと思ったら新しい文章か

[howlingpot]

逆に現代思想にかぶれて身体の規律化とか生政治とか曰ってた他の人文知識人が何故こうならないのか知りたい。

[kaos2009]

[アガンベンのスキャンダルは、彼の判断が時期尚早なものであった点にあるのではなく、その後に判断を変えるどころか態度を硬化させていった点にあるといえる

[hohototo]

現代思想系は神秘主義と紙一重だなあ

[tweakk]

生政治論meetsオルタナ右翼という構図。アガンベンはもとから危ういところがあるのでむべなるかなという感じ。

[nisemono_san]

アガンベンも海の向こうで「耄碌した人糞学（人文学）者ｗ」とか言われているのだろうか……

[namawakari]

ナンシーの話が興味深い。もともと持っていた傾向が今回加速されたともいえるわけだ。

[kabutomutsu]

https://youtu.be/FVXavrE3BRU ←國分功一郎氏がこの件について考察してますね。行政権力と移動の自由、といった内容。