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箱根駅伝“伝説の1区記録”が15年ぶりに更新…「自分で行くとは決めてはいなかった」中大・吉居大和はなぜ26秒も更新できたのか(酒井政人)
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箱根駅伝“伝説の1区記録”が15年ぶりに更新…「自分で行くとは決めてはいなかった」中大・吉居大和はなぜ26秒も更新できたのか(酒井政人)
ナイキ厚底シューズの登場もあり、箱根駅伝の区間記録は2018年以降次々と塗り替えられた。そのなかで最... ナイキ厚底シューズの登場もあり、箱根駅伝の区間記録は2018年以降次々と塗り替えられた。そのなかで最古となっていたのが1区の区間記録だ。2007年に東海大・佐藤悠基(現・SGホールディングス)が打ち立てた1時間1分06秒。現在もトップ選手として君臨する佐藤の強烈な存在感と、後続に4分01秒という信じられない大差をつけた区間記録は“伝説の快走”として語り継がれている。 その記録が2022年の箱根駅伝で大幅に塗り替えられることになる。偉業を成し遂げたのは中大のスピードスター・吉居大和(2年)だ。タイムは1時間0分40秒。吉居はなぜレジェンドの記録を26秒も更新できたのか。 なぜ1区は15年も更新されなかったのか? そもそも1区は一斉スタートとなるため、高速レースになりにくい面がある。先頭を引っ張ることが、体力の消耗につながっていくからだ。それよりも集団のなかでレースを進めて、ラスト勝負に備えた