なるほどオタクは死んだわけだ。なぜなら、１人ではいられなくなったから。 - シロクマの屑籠

「オタクが死んだ」という言葉は、今までにも散々語られてきたことだし、今更、オタクなどという言葉に拘ってもあまり意味は無い。 ただ、ここ２～３年、「オタクがカジュアル化した」というお決まりの言葉ではカヴァーできない次元でオタク的ライフスタイルが難しくなったと感じる場面が増えたので、そのあたりについて今の考えを述べてみる。 【オタク＝１人で過ごす時間の長い愛好家】だった 1970～90年代からオタク的な愛好家生活をしていた人には当たり前で、2010年代からオタク的な愛好家生活をしていると思っている人には当たり前とは言えない、大切なことがある。 それは、オタクの趣味生活とは、長い時間を、１人で楽しむものだった、ということだ。 漫画オタクであれ、ゲームオタクであれ、アニメオタクであれ、オタクというのは自分１人でも楽しめる趣味を１人で楽しみ、好きに追いかけていくようなライフスタイルだった。 それがた

[p_shirokuma]

「自分の好きなコンテンツと、１人でじっと向き合う時間」が、SNS時代になってものすごく減ったと思んですよ。前世紀のオタクとは正反対の状況が生まれているのではないでしょうか。

[lacucaracha]

『オタク』とは何かという定義の問題なんだろうけども、オタクという語義が元来二人称を示す語なので、他者からの承認なしに成立するものではないんじゃねえの？と思うんだなあ。ある種のギルド的な。

[hugie]

オタクの語源が「あなた」を「オタク」と呼んだ事なんだから、元々オタクは一人じゃなかったんじゃないの、と思うんだけども。

[honma200]

いや、別に宮崎駿だって雑誌に投稿してたし、氷川竜介なんてパソコン通信で評価されましたやん。みんながみんなTwitterとか2chやってると思わない方がいい。書き込めないシャイな子だって結構いるよ

[crowserpent]

え、ちょっと待って。「オタク」って昔から「同趣味の人が集うコミュニティの一種」だと思ってたんだけど、違うの？　「昔のオタクは1人で引きこもってコンテンツと向き合っていた」というのはちょっと信じ難い。

[masao_hg]

1人でコンテンツと向き合うのが前提だから「おれ」と「あなた=オタク」とで分ける必要があるわけで、みんなが繋がってる現在の「オタク」は「オレら」になるわけですよ。

[nocafein]

オタクとは関係ないかもしれないが、コンテンツに対する自分の考えをよく考え抜かないまま思考終了という場合がある。それは他人の意見がすぐ見れてしまう環境（ネット）がその要因の一つとなっている気がする

[suien42]

あるゲームの縛りプレイをしている話を友人にしたら、プレイ動画を上げてるのか？、実績がつくのか？と聞かれた。こだわる理由が自己満足しかないことを不思議がる人が増えた（流入した？）印象はある。

[fuldagap]

「オタクはネットの進化で変化した（はず）」が前提の論だけど、そもそも「1人で限定的なタイトルと向き合う」人、今も昔もいて、「我々」に観測されておらず、オタクとも思われていない可能性のほうが高そう

[sumida]

私はシロクマさんの言う「一人で～愛好家」タイプのオタク（第二世代？）を「自分好みの地下室を作るタイプ」と（勝手に）定義しているんだけど、webの発達が地下室を閉じた空間ではなくしてしまったのかもですね

[IthacaChasma]

オタ仲間との語らいは、SNSでの交流とそんなに変わらない。「定説」が成立する速度が格段に上がったことと、その「定説」を押さえる速度こそがオタクにとって重要になった点は変化だなと感じる。

[kokubu8810]

自己満足で終わることは難しくなったのかもね。どうしたって周囲の反応がちらついてしまう。

[Melonpankuma]

うんうん、発酵って大事。

[meeyar]

たまたま同趣味の人が周りにいないから一人なのであって仲間がいたらがっちりつるむのがオタクだと思ってたけど。昔：コンテンツそのもの目的/今：他人からの高評価目的、になってる感はある。ジャンル選び含め。

[akamemukan]

面白いし、説得力がある。

[Hamukoro]

ロックに比べたらぜんぜん死んでない

[Sarutani]

昔はオタク系雑誌がコミュニティの軸として機能してたと思うけどね。実際そういう雑誌は世代の共通言語になってるし、濃い人は投稿ページや文通コーナーで繋がってたようだし。

[tekitou-manga]

主語デカ釣り案件

[benitomoro33]

シロクマさんも当時、記事を書いてるけど「オタク・イズ ・ デッド」から、もう10年なんだなあ（しみじみ

[funny-creative]

いい大人なんだからアニメぐらい一人で見よう

[kayochannn]

「１人でコンテンツと向き合う愛好家としてのオタク」は本当に瀕死なのである

[khwarizmi]

基本的には観測問題なのだと思う（一人で籠るオタはネットでは観測される頻度が低いからいなくなったように見える）

[ifttt]

俺の友人のドルオタはひたすら現場に行きまくり知り合い増やしまくってるやつと、一切現場には行かず楽曲の波形分析して自分でリマスタリングしてるやつといるけど、後者の方をオタクって呼びたくなる気持ちはわかる

[sugimo2]

"空間的に引きこもっていても、情報的には引きこもっていない"

[sekiryo]

オタクの語源からして二人称じゃん… この人ヘンテコな事言って周囲から殺すつもりで滅多打ちにされてんのに人の言うこと聞かないからなるほどシロクマは死なないんだよなぁ。

[tomoya_edw]

情報量が多くなっただけでオタクはオタク。昔から拙者デュフフﾌｫｶﾇﾎﾟｩで変わってないよ。

[NOV1975]

情報の伝播が早すぎたり量が多すぎたりするのが大きいよね。また、吟味から消費に移ったら文化としての文脈が変わるんだろうな。

[babelap]

「純然たるオタクは趣味と一対一で向き合うもんだと思う」と昔書いた（http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20160818101214 ）が、そんな純化された奴はそうそういないだろうなー感ももちろんあり。

[hanenone]

Serial Experiments Lainのワイヤードの世界が現実になった時代に生きてると感じる自分にはオタクの定義と構成要素が変わっただけで、根本的な意味は変わらないと思う。他者との繋がりを通じて自分の趣味世界 を強調している

[warulaw]

オタクって狭いコミュニティ内でアニメや漫画、アイドルなどを媒介してお互いの知識を相互承認しあう人々のことだったから、Twitterで可視化はされたかもだけど変わらないオタクだと思うけどね。

[ming_mina]

And you don't seem to understand.

[myrmecoleon]

逆だと思う。スマホによってどこででも一人になれるし、アニメ実況してても交流ってなくて一人言しながらアニメ見てた頃とそんな変わらない。誰にも見られることなく一人でつぶやき続けて発酵中の人も多い気がする。

[ryuukakusan]

良い見出し

[nisisinjuku]

オタク「ネットの海は広大ナリよ」　（そもそも「お宅はさぁ…」って呼び掛けや趣味の討論が好きな人種だし、そこにネットワークが加われば使わない手はないってもんでしょ。）

[minoton]

ネットからインプットするだけなら、なんら従来と変わらないと思うけどねえ。自分のフィルタを通すソースが増えただけ

[natu3kan]

昔は地方だと仲間がいなくて、好きなときに仲間と語るための時間や場所の制約が大きかったから、即売会とかファンロードとかOUTの読者投稿が数少ないオアシスだったとも言えそう。

[t-tanaka]

私の感覚では，消費するのがマニア，咀嚼してOutputするのがオタク。昔からオタクは外に出て行くものだった。Outputの障壁が下がったため，いわゆる「ライトな層」が目につきやすくなっただけ。

[cl-gaku]

一人の時間をつぎ込んで何かを深めたことが伝わってくる相手に対する敬称がオタクだと思ってるから、やっぱり一人で悶々とする時間がないとオタクにはなれない気がする

[Ta-nishi]

↓「オタクは昔から群れていた」って、本気で言ってる？私は、自分が好きなジャンルのゲームやってる人間が学年に1人もいなくて、ネット出るまで仲間に飢えて飢えて、飢えまくってたんですが。

[hiby]

よくわかりませんが第一回コミックマーケットは1975年開催でぐらこんが1960年とかだったのでハナからゾンビだったってことでよろしいか。

[sukekyo]

名前がほしいところよね。「オタク＝１人で過ごす時間の長い愛好家」→ゲームでいうところのオフ専みたいなもんですよ。オンラインでのゲーム好きとオフ専のゲーム好きは区別して然るべき事態とは思うし。