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「1箱600円になったら、嗜好品ではなく贅沢品」 最近、以下に紹介するような話をたびたび耳にするように... 「1箱600円になったら、嗜好品ではなく贅沢品」 最近、以下に紹介するような話をたびたび耳にするようになった。 以下は、喫煙者の夫を持つ非喫煙者の妻のコメントだ。 「夫がたばこを吸うこと自体、私は特に反対しません。夫は、自宅の室内でたばこを吸いませんから、受動喫煙の心配もありませんし、私の嫌いなたばこの臭いとも無縁です。ですから夫が自分の小遣いの範囲でたばこを吸うことに対して、文句を言ったことはありませんでした。しかし……」 この女性は、最近になって初めて夫に対して、「たばこ、やめたら」と言ったのだという。 「だってそうでしょう。1箱600円にもなってしまったら、それは嗜好品ではなくて、贅沢品ですよ。そんなの無駄遣いだと私は思います」 繰り返しになるが、最近、取材過程でこうした話を頻繁に聞くようになった。 つまり1箱600円を超える価格設定は、消費者サイドにこれまで想定されなかった心理的プ
2021/10/02 リンク