Rubyインタプリタのむずかしいバグを直した - STORES Product Blog

STORESでフルタイムRubyコミッタをやっている遠藤（@mametter）です。 最近Rubyインタプリタのとある問題の修正に成功した（と思う）ので紹介します。といっても格好良い話ではなく、とても泥臭い話です。 問題 RubyのCIで不定期に次のようなエラーが発生していました。いわゆるflaky test。 1) Failure: TestSymbol#test_inspect_under_gc_compact_stress [.../ruby/test/ruby/test_symbol.rb:126]: ":testing" expected but was ":\"\\x00\\x00\\x00\\x00\\x00\\x00\\x00\"". 発生確率が絶妙で、しばしば起きるのですが、デバッグのために狙って再現しようとしても起きないという代物でした。 問題の分析 エラーが起きていた

[atsushieno]

こういう情報を残しておくのはとても有用 / 自分ならどうしても直さなきゃいけないってなったら過去のrevisionにテストだけ追加して手動bisectするかなあ（めんどくさそう） / 専門知すぎて学習データ無いと思う

[ledsun]

“しかし再現しないからといって直ったとは限らない。発見したバグを踏まえて、元の問題が起きていたメカニズムを同僚の笹田と議論しました。” ここが尊い。原因追求の姿勢もいいし、相談できる同僚が居るのもいい

[mas-higa]

"しょうがないので、パーサとコンパイラの間の関連しそうなコードを気合で読みます" つらい ><

[sonots]

flaky test の修正は大変

[koyancya]

ハンターじゃん…… -> “すると翌朝、見事テストが失敗していました。しっぽを掴んだ。”

[Yoshiori]

launchable がお役に立てて嬉しいです！！！ まじで嬉しい！！！

[iga_k]

mameさんのデバッグすごい

[ene0kcal]

「まずい書き方」←AIで検知できる可能性が微レ存。／過去の修正コミットという実績があるので全く不可能ではない。なんならそういう学習させるコード＆コミットを例題として書く時代なのかもしれない。

[rna]

:igyo:

[tomo_ari]

スーパーハカーの裏側だ（かっこいい）