エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
ジョゼ・サラマーゴ『だれも死なない日』(2005) - 海外文学読書録
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
ジョゼ・サラマーゴ『だれも死なない日』(2005) - 海外文学読書録
だれも死なない日 作者:ジョゼ・サラマーゴ 河出書房新社 Amazon ★★★ 国内では新年から突然人が死ななく... だれも死なない日 作者:ジョゼ・サラマーゴ 河出書房新社 Amazon ★★★ 国内では新年から突然人が死ななくなった。どんな病気になっても、どんな重体に陥っても、誰一人死なない。これにはカトリック教会や葬儀屋、生命保険会社などがお手上げになった。ところが、国外では死が有効に作用しており、一部の不届き者が死に損ないを国外に運んで死なせている。やがて死を司る死(モルト)が気紛れを発揮し、死についてのルールが変わるのだった。 翌日、人はだれも死ななかった。人生の規則に絶対的に反するこの事実は、さまざまな状況のもとで、人びとの心にとてつもなく大きな、完全に正当化できる不安を引き起こした。なぜなら、全四十巻からなる地球の歴史をひもといてみても、いまこうして起こりつつある現象が、ただのひとつも、ひとつたりとも、書かれていないことを思い出すだけでよかったのだ。たっぷり二十四時間ある丸一日のあいだ、昼も