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甦るパノラマ 九話 - 人生は花鳥風月
拍手で迎えられたさゆりは皆にチヤホヤされながらも相変わらずの冷静沈着な様子で自分の持ち場へ戻る。... 拍手で迎えられたさゆりは皆にチヤホヤされながらも相変わらずの冷静沈着な様子で自分の持ち場へ戻る。殆ど息も切らせてはいない。本人よりもテンションの上がっていた同級生が笑顔で語り掛ける。 「さゆり凄いじゃない! また速くなったんじゃない? 女子ではno.1間違いなしね」 女子達で盛り上がっている中に恐る恐る近づいて行く英昭。彼もまた自分の高揚感を抑え切れない一人であった。 「お見事!」 訊き覚えのあるその声に振り向いたさゆりは以前として落ち着いた様子で済ましていた。英昭は次の言葉に迷いながらも正直な想いを投げ掛けてみた。 「まだ怒ってんのか? 俺が悪かったよ、それにしてもさゆりがこんなに足が速いとは全然知らなかったよ、正に知勇、いや才色兼備だな」 この瞬間さゆりは少しだけ微笑んだように見えた。だが未だ何も答えてはくれない。 「放課後あの公園で待ってるよ」 とだけ言い置いてその場を立ち去る英昭。