書評 「人間の本質にせまる科学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

人間の本質にせまる科学: 自然人類学の挑戦 東京大学出版会Amazon 本書は若手研究者たちにより執筆された自然人類学の総説・入門書になる．内容的には東京大学の駒場の1，2年生向けのオムニバス講義がもとになっているようだ．自然人類学は「人間とは何か」という問いを自然科学的に探究する営みであり，時系列的にはチンパンジーとの分岐から未来まで，対象のスケールとしてはゲノムレベルから地球生態系までを視野に入れた広大な学問領域になる．本書ではそれぞれの専門家から人類進化の軌跡，ゲノム科学，ヒトの生物としての特徴，文化とのかかわりが解説されている． 第1部 人類進化の歩み 第1部は，霊長類の行動と社会，チンパンジーとの分岐から猿人*1まで，ホモ属，ネアンデルタールという4章構成になっていて，人類進化の最新の知見が要領良くまとめられている．各部において内容的に興味深かったところを紹介しておこう． 霊長類

[turanukimaru]

この辺は学校の授業の一部や新聞とかニュースで見た断片的な知識や世界ふしぎ発見で見た程度しか知らないんだよな（そして世界ふしぎ発見はちょっと論拠が怪しい）…まとめてアップデートするには良い機会かもしれん

[bhikkhu]

また積読が捗るな…

[u_wot_m8]

無効発汗

[agrisearch]

自然人類学

[sakstyle]

自然人類学の入門書。東大駒場のオムニバス講義がもと／サルからの人類進化、ゲノム科学、二足歩行、色覚、気候への適応、言語学や考古学との関係など

[enemyoffreedom]

自分の知識もところどころかなり古くなってるだろうしこういう本を読んでブラッシュアップしたいところ