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10年以上のひきこもりを経て「350円+350円の計算ができない」40歳女性が障害者手帳を取得するまで「大変だったのは自分の中で気持ちの折り合いをつけること」 | 集英社オンライン | ニュースを本気で噛み砕け
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(後編) 小5で不登校になり、10年以上ひきこもるひきこもり、不登校、生きづらさを抱える人たちの“居場... (後編) 小5で不登校になり、10年以上ひきこもるひきこもり、不登校、生きづらさを抱える人たちの“居場所”で出会った川原愛美さん(仮名)は40歳。おっとりした口調とかわいらしい雰囲気で30代にしか見えない。話はていねいでわかりやすく、一見、何に困っているのかわからないほどだ。 「言語のIQは高いので、言葉でごまかしているだけなんです。一緒に仕事すれば、すぐ無能なのがわかりますよ(笑)。だから、普通に大学を出た人たちと付き合うとね~、みんな何でもできるから、やっぱすごいなと思って、へこむんですよ」 ニコニコと笑いながら、さらりと自虐する川原さん。生い立ちを聞くと、かつて10年以上、ひきこもっていた経験があるのだという。 川原さんが自宅にひきこもり始めたのは1993年。その少し前までは「登校拒否」という言い方が一般的だったが、かわりに不登校という言葉が使われるようになってきたころだ。 「子ども