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虚無を征く者たち
FEVER fuh(ふぃば) 1 酒場は七割の客入りだった。四つあるボックス席は三つが埋まり、カウンターのス... FEVER fuh(ふぃば) 1 酒場は七割の客入りだった。四つあるボックス席は三つが埋まり、カウンターのスツールも半分ほど人の尻が乗っている。 出入り口から一番遠い奥のボックス席に、若い男と若い女がひとりずつかけていた。派手な化粧をした女はつまらなそうな顔で、カクテル片手にタバコの煙を吐いている。ひょろ長い顔つきでギョロ目の男は、両手に包み込んだグラスを見つめている。 うつむきがちに男が言った。「だからさ、俺が、その、そいつに言ってやったんだよ。あんまりくだらないこと言ってると、ぶっとばすぞ、なめんじゃねえ、ってさ。俺って、ほら普段は優しいんだけど、礼儀を知らないやつって、大嫌いっていうか許せない人間だからさ」 男は早口。女は無言。男は上目に女を見て続ける。 「そしたらそいつさ、すいません、俺が悪かったです、あなたのことを見くびってました、許してください、だって。土下座でもしそうな勢いで