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窓
ガーター ここは一体どこなんだろう。ふいに頭が真っ白になる。 ぼくは窓枠に縁取られた狭苦しい空を見... ガーター ここは一体どこなんだろう。ふいに頭が真っ白になる。 ぼくは窓枠に縁取られた狭苦しい空を見つめていた。季節は夏であるから青く澄み渡っている。控えめに雲も浮かんでいる。誰かがちぎって置いたような小さな羊雲だ。それらは何だか白々しく見えた。何よりも空らしくありながら空でない。無名な画家が描いた一枚の絵と似ている。 ここはアパートの自室だ。右手にはマグカップが握られていた。中には茶葉が浮いてだらしなく濁った緑茶がつがれている。取っ手は長く握りしめていたせいで生温くなっていた。中途半端な温度が汗のかいた指先をますます温めてゆくようで気持ちが悪かった。それでもぼくはマグカップを握りしめたままでいた。半分忘れ去られたマグカップは右手の中で透明になりつつあった。ぼくはベッドに座っていた。ベッドは簡素なものだった。毛布は黄ばんで足元でくしゃくしゃに丸まっていた。カバーには穴が空いていたし、リネンの