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緋色の領分
おだまきまな 2017年作品 1 「わぁ、なにこれー。赤司くん、これ見てると目が回るよー。」 「うん、フレ... おだまきまな 2017年作品 1 「わぁ、なにこれー。赤司くん、これ見てると目が回るよー。」 「うん、フレーザー・ウィルコックス錯視って言うんだ。ネットにもあるけどさ、これ紙に印刷しただけのものなんだよ。目の錯覚で動くんだ。」 「えーなにそれー。気持ちわるーい。」 帝光中学の一年の休み時間、同じクラスの赤司征十郎が持ってきた科学雑誌のイラストを見て、桃井さつきは正直気持ち悪いと思った。じっと見ているとその渦巻き幾何学模様はぐるぐると回転しはじめるのだった。桃井はクラスの女子たちの後ろからそれを見ている。彼女はおとなしい性格なので、ただ黙って見ている。赤司は得意そうだった。動かないはずのものが動いて見えるのが、彼にはそんなにうれしいのだろうか。赤司くんは変わっている。 「赤司、なにそれ。雑誌?」 「うん。古賀さんにもらったんだ。」 「誰?」 「お父さんの友人だよ。」 「あ、そ。つまんねぇじゃ