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紐で結わえていた
花野 尋 「なにしてんの」 目蓋を開けると、きれいな薄い水色の空をバックにミコが僕を覗きこんでいた... 花野 尋 「なにしてんの」 目蓋を開けると、きれいな薄い水色の空をバックにミコが僕を覗きこんでいた。 ビニール袋片手に、紺色のカーディガン、茶色の髪を透かした太陽の光が少しまぶしかった。 「天気が良くて、横になってたら寝てた」 「ふ~ん、チャーハン作るね。20分くらいしたら戻ってきて」 「わかった」 集合団地の中にポツンとある小さな公園のベンチから起き上がり、胡座をかいて、頬杖をつく。 ぼけ~っと遠くに見える、道路を走る車を眺めてた。 20分経って家に戻る。ドアの鍵はかかってなくて、開けると、奥から油と醤油の焦げた匂いがした。 カン、カン、とフライパンを叩く音が響いて、その時、お腹が空いてることに気づいた。 「おかえり」 「ただいま」 ミコがテーブルにチャーハンを2皿置いて、その後に僕はテーブルの椅子に座った。 チャーハンから湯気がのぼっている、ミコは僕のグラスに水を入れてくれた。 水ぐら