エントリーの編集
![loading...](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/common/loading@2x.gif)
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
![アプリのスクリーンショット](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/entry/app-screenshot.png)
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
好きな街での日々の中でも、遠い故郷の夢を見る - 或るロリータ
夕方、自転車に乗って買い物に出かけるとき、赤や紫に染まってゆく空を眺めて、胸の奥がざわざわするの... 夕方、自転車に乗って買い物に出かけるとき、赤や紫に染まってゆく空を眺めて、胸の奥がざわざわするのを確かめると、私はいつも嬉しくなる。生活の中に埋もれていった青春の火が、深い灰の底に、まだ幽かに残っていることを思い出させてくれるからだ。 学生服を着ていたあの頃、自転車通学だった私は、秋から冬の帰り道に、よく河原や田んぼの傍に愛車を停めて、空に抱かれていたものだ。背伸びして読み始めた古い小説と、自販機で買ったブラックコーヒーを手に、人の目につかない神社や橋の袂に座りこんで、黄昏と戯れる毎日。寄るあてもないのに、少しでも遠回りして帰りたい気持ちだった。 愛していた故郷を捨てたのは、長いトンネルのような毎日を抜け出したかったから。東京に賭けていたとも言えるし、東京に逃げたとも言えるかもしれない。夢を捨てきれずに東京に出てきたはずなのに、いつしか故郷へ帰る日を遠く夢見ている自分がいる。人はいつまでも
2024/02/01 リンク