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● 三頭目、移動中 - ガノトトス希少種保護譚:マーキ・パラオの解脱 - ハーメルン
身体は意識を無視した。 不安定だった姿勢をただし、頭を下、脚を上へ。 イキツギ藻を濃縮して詰めたマ... 身体は意識を無視した。 不安定だった姿勢をただし、頭を下、脚を上へ。 イキツギ藻を濃縮して詰めたマウスピースをポーチから出してくわえる。 水没林に来た時は、大体一度はやる、“エリア7”から“エリア6”への移動――飛び込み。 指先で水を裂くように着水し、その勢いを殺すことなく三〇メートルほど潜る。 マウスピースを噛み締めると、ブワッと空気が噴き出し、オレはその泡の中で一つ呼吸をする。 「クソ、マーキ……!」 自分の目の前で起こったことが、信じられなかった。 オレが見たのは間違いだ。勘違いか間違いだ。 だってマーキは最後に、『オレの勝ちだ』って言ってたじゃないか。 あそこまでが作戦なんだ。作戦なんだから、そんなわけないだろ? オレが上に戻れば、マーキはピンピンしてて、ガノスだって―― ――ふと、乱暴に落ちてくる膨大な水に、熱が混じるのが分かった。 なにかから膨大な熱が奪われ、崖の上で失われ、そ
2013/08/06 リンク