エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
数馬の「会津行き」は、なかなかの収穫を得た旅になりましたな– 上田秀人「百万石の留守居役 6 使者」(講談社文庫) | 辺境駐在員の備忘録ーこの本を読め!(おまけつき)
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
数馬の「会津行き」は、なかなかの収穫を得た旅になりましたな– 上田秀人「百万石の留守居役 6 使者」(講談社文庫) | 辺境駐在員の備忘録ーこの本を読め!(おまけつき)
となっているのだが、数馬が使者となって出向く理由の「前田綱紀の継室の相談」というのが、後々、これ... となっているのだが、数馬が使者となって出向く理由の「前田綱紀の継室の相談」というのが、後々、これ以降のシリーズの話の展開にえらく影響してくる。というのも、前田綱紀は、保科家から正室を迎え、それが早世している。今まで保科家に遠慮して継室(ぶっちゃけ後妻だよね)を入れなかったのだが、正式に探し始めたとなると、あちこちの大名家が前田家の援助を狙ったり、味方に取り込もうと動き出す、ということになるらしい。 本巻の展開は会津で挨拶だけで帰れると思ったら、藩の重鎮・西郷頼母に呼び出されて丁々発止のやりとりをしたり、数馬をつけねらう三人組が会津まで出張ってきて、帰りの道中での大立ち回りがあったり。留守居役として成長しつつある数馬の交渉術の進歩を感じたり、数馬・石動・佐奈の剣技や忍技の冴えが見られたり、結構血湧き肉躍る風情で、時代小説だなぁ、と楽しく読める仕上がりである。