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東電福島原発の汚染水処理が「破綻寸前」
8日夕刻の記者会見で、東電の尾野昌之・原子力・立地本部長代理は「すべての汚染水を(地下貯水槽と比... 8日夕刻の記者会見で、東電の尾野昌之・原子力・立地本部長代理は「すべての汚染水を(地下貯水槽と比べて安全性が高いとされる)鋼鉄製タンクに移し替えるには物理的にタンクの容量がまったく足りない」と発言。「漏洩の原因を見極めつつ、時間的経過の中で最終的な保管形態を考えたい」と、深刻な台所事情を明らかにした。 地下貯水槽に含まれる放射性物質の濃度はきわめて高い。「タービン建屋内の滞留水の半分程度」(尾野本部長代理)という厳重な管理を要する汚染レベルだ。しかし東電には、安全性に難のある施設を使い続けること以外に打つ手が残されていない。 タンク増設が間に合わない恐れも 東電は大規模停電を端緒とした重大事故の続発を踏まえて、7日付けで廣瀬直己社長を本部長とした「福島第一信頼度向上緊急対策本部」を設置。「土木・建築設備対策チーム」「電気設備対策チーム」など4つのチームを編成した。このうちの「汚染水対策チー
2013/04/10 リンク