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ヒトの脳は「他人を裁く」ようにできている
「ズルをしている誰か」を許せない 2017年6月、東名高速であおり運転による危険運転致死傷事件が起きま... 「ズルをしている誰か」を許せない 2017年6月、東名高速であおり運転による危険運転致死傷事件が起きました。逮捕された人物は、過去に何度も同じことを繰り返していたといいますから、自分が悪いことをした、という認識をまったく持ち合わせていなかったのでしょう。それどころか、オレの気分を悪くさせた相手に、制裁を加える「正当な権利」を、オレは持っている、と感じていたのではないかと思われます。 自分だけは正しく、「ズルをしている」誰かを許せない。だから、そんなやつに対しては、俺/私がどんな暴力を振るっても許される。そんな心理状態によって実行に移される行動を、英語で「サンクション(制裁)」といい、学術的な用語としても用いられます。 電車などの公共交通機関や街なかで暴行を働く「暴走老人」も、このサンクションという心理に基づいていると思われます。サンクションが、ご年配の方に多いと考えられるのは、残念ながら、
2020/06/02 リンク