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死者をないがしろにする日本はおかしすぎる
3・11以降、ふたりが考えていた「死者」の問題 中島 岳志(以下、中島):私は、2月に『保守と立憲 世界... 3・11以降、ふたりが考えていた「死者」の問題 中島 岳志(以下、中島):私は、2月に『保守と立憲 世界によって私が変えられないために』(2018年)という本を出しました。この本は、3・11以降、さまざまな媒体に書いた評論に、書き下ろしの章や立憲民主党代表・枝野幸男さんとの対談を加えて1冊にまとめたものです。その意味では、3・11が起点になってできた本でもあります。 3・11のとき、いとうさんと僕は、ほとんど同時に「死者」という問題を考えていたと思います。地震があってすぐ、私は、この本にも収録されている「死者と共に生きる」という文章を書き、共同通信で配信されました。それからしばらくして、朝日新聞の書評委員会の後に、いとうさんと飲みながら話をしましたよね。その場で、「今、どういうお仕事をされているんですか」と聞いたら、『想像ラジオ』のモチーフをお話しくださった。それが死者の問題だというので「
2021/07/15 リンク