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意外と知らない「オリンピック聖火」の長い歴史
順路どおりに行ったので、ここでは途中を省略して、ヘラ神殿に行く。 オリンピア遺跡の詳細についてはこ... 順路どおりに行ったので、ここでは途中を省略して、ヘラ神殿に行く。 オリンピア遺跡の詳細についてはこの記事『行ってみました世界遺産!オリンピア(ギリシャ)』でも紹介している。 古代オリンピックでも、聖火は灯されていた。プロメテウスがゼウスから火を盗んで人間に与えたという、学校で習ったことがあるかもしれないギリシャ神話に基づき、ゼウスへの感謝の意味でゼウス神殿やヘラ神殿などに火を灯していたという。 当時のギリシャでは現実と神話がいい意味で交じり合っていたのだろう。 ヘラ神殿は紀元前7世紀に建てられたギリシャでも最古級の神殿で、太い柱が今も立っている。ほかの建物に比べてよく残っているほうだが、それでも神殿の面影はない。 ここが採火式の会場となる。実際の採火式は一般非公開で行われるそうで、巫女の服装をした女優たちによって凹面鏡で太陽光が集められ、トーチに採火する。採火式で太陽からもらった火は、オリ