TBSの｢再放送｣にハマりまくる中高年の目線

今回私が『ムー一族』や『3年B組金八先生』にハマったのは、ストーリーが優れているからだけではなく、余計な編集のない「まるごと再放送」がゆえに、画面の端々からにじみ出てくる数々の瑣末事によるタイムトリップ感が、心地良かったからである。 6月15日放送の『ムー一族』（第21話）の生放送（当時）の中で、ヤクルトスワローズの初優勝が報じられたシーンや、『3年B組金八先生』の「第1シリーズ」で、田原俊彦が美術教師の名取裕子に恋をして、そのバックでオフコース『さよなら』が流れるシーンなどは、53歳の私の首根っこをつかんで、70年代後半にぐいっと引き戻した。 昭和のアーカイブには「リモート林檎殺人事件」企画や「リモート贈る言葉」企画は要らない。権利関係のクリアが大変なのかもしれないが、絶対に「まるごと再放送」がいい。できればCMも当時のものを流してほしいと（半分冗談、半分本気で）思っている。 そんな「ま

[quelo4]

“「あの頃のTBS」に息づいていた「インテリジェントでリベラルな感覚」は、元テレビっ子の中高年が、とても懐かしく渇望するものだろう”

[tomokg]

"「インテリジェントでリベラルな感覚」とでも言うべきか。フジテレビや日本テレビの対極にあるもので、TBS自身も、他局との戦いの中で徐々に手放したように思える感覚だ。ただし、TBSラジオには、いまだに残っている"