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大人になるためになぜ異類の夫は殺されるのか――『人身御供論』 大塚 英志 | 考えるための書評集
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大人になるためになぜ異類の夫は殺されるのか――『人身御供論』 大塚 英志 | 考えるための書評集
かなりおもしろかった。生け贄にささげられる娘が異類の夫をなぜ殺すのかという民話の謎が、サブカルを... かなりおもしろかった。生け贄にささげられる娘が異類の夫をなぜ殺すのかという民話の謎が、サブカルを題材に読み解かれてゆく各章はとてもスリリング。 2002年に文庫化されてもう絶版なのだけどね。こういう民俗学とサブカルを結ぶ評論は民俗学に興味がある人はおもしろいのだろうけど、サブカルだけの興味の人は手にとりにくいのかもね。 民話で語られた成熟・成長の通過儀礼の物語はこんにちのサブカルにも一貫して流れているというテーマなんだけど、サブカル好きな人は民俗学にはそう興味をもたないかもね。 この本で読み解かれるサブカルは『タッチ』『めぞん一刻』『ホットロード』であり、『トーマの心臓』であり、『ピクニックatハンギングロック』、『アトム』、そして『ホテル・ニューハンプシャー』。これらの物語の解釈を与えられるだけでありがたい。 なぜ子どもは大人への成長の段階で異類の夫、さいしょの夫を殺さなければならないの