お豆腐ランド／納豆をおいしく食べる“たれ付き納豆”の誕生

納豆は煮大豆と納豆菌から作られる最もシンプルな自然食品。納豆そのものを味わう旨さはあるが、コメと一緒に副菜として食べる場合、たれは納豆の味をより引き立てる上で欠かせない。 事実、納豆が大衆化され、大いに食された江戸時代、庶民の食べ方は納豆飯や納豆汁であり、しょう油や味噌をたれとして食べていたのである。 今は当たり前のように納豆に付いてるたれは、いつ頃から付きだしたのだろうか。 昭和40年代後半から50年代前半に、東北地方のメーカーがたれを付けて販売したのが最初といわれている。その影響を受けて、茨城の大手メーカーがスーパーで販売している自社製造すべての納豆にたれを添付。そして、その1年後くらいに“たれ付き納豆”は全国的に広まったと推測されている。多分に、同時多発的に登場したと考えられる。 たれが付いたことで、納豆はそれだけでコメと一緒に食べられるようになった。たれ付きの納豆は、他のものがなく

[morobitokozou]

“昭和40年代後半から50年代前半に、東北地方のメーカーがたれを付けて販売したのが最初といわれている。”“納豆近代五十年史”