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黒川紀章設計「カプセルタワー」再生に新展開 - 神田桂一|論座アーカイブ
――プロジェクトの活動と現状を教えてください。 前田 このビルは完成した時に140のカプセルが分譲され... ――プロジェクトの活動と現状を教えてください。 前田 このビルは完成した時に140のカプセルが分譲され、普通のマンションと同じように所有者たちが、組合を作って管理してきました。私はこの建物にひかれて、2010年に最初のカプセルを購入し、多い時で15戸(個)を所有していました。現在も複数のカプセルのオーナーで、管理組合の役員もしています。 ビルの建て替えは20年ほど前からずっと検討されていました。銀座という「良すぎる立地」なので、建物を壊して新築するのが一般的なやり方でしょう。でも黒川さんが「メタボリズム」という思想に基づいて作った建物ですから、それに沿って、最大の特徴であるカプセル交換を実現することでビルを新しくしてゆけないかと、2014年に「保存・再生プロジェクト」を始めました。 「メタボリズム」は「新陳代謝」の意味で、建築や都市を、時代に応じて空間や設備を取り換えながら変化させてゆくと
2021/08/26 リンク