［2022年 本ベスト5（下）］現場に行き、取材することの意味 - 福嶋聡｜論座アーカイブ

［2022年 本ベスト5（下）］現場に行き、取材することの意味 『何が記者を殺すのか』『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』 福嶋聡 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 8月31日、斉加尚代監督『教育と愛国』へ「JCJ大賞」が贈られた。「JCJ賞」は、今年で65回を迎えた賞で、日本ジャーナリスト会議(JCJ)が1958年以来、年間の優れたジャーナリズム活動･作品を選定して、顕彰してきた。 映画『教育と愛国』は、大阪の毎日放送が、月1本、最終日曜日の深夜0時50分から関西で放送している「MBSドキュメンタリー『映像』シリーズ」で、斉加が撮った『映像'17 教育と愛国〜教科書でいま何が起きているのか』(2017年7月30日放送)の映画版である。2022年5月から3ヶ月あまりで、3万5000人が劇場に足を運んだという。 その斉加が劇場公開を1ヶ月後に控えた今年の4月、ペンをも

[vox_populi]

「「どこつかんどんじゃ、このボケ、土人が……」沖縄本島北部の米軍施設〈ヘリパッド〉建設工事に抗議する住民側に毒づいた機動隊員のこの差別発言」。土人呼ばわりされたのは芥川賞作家目取真俊。銘記すべき点。